アカイです。
最近NISAやiDeCoなどの積み立て型投資が流行っています。
積み立て後の出口戦略として「4%ルール」というワードを聞いたことがありますでしょうか?
・4%ルールは知ってるけど、取り崩し額を5%、6%と増やしちゃダメなの?
と気になっている方も多いかと思います。
この記事では、
・4%以上取り崩しでの、ポートフォリオ不足しない確率はどのくらいか
がわかります!
本記事の取り崩し確率についてはトリニティスタディを参考にしています。
https://thepoorswiss.com/updated-trinity-study
また4%ルールについて説明した書籍は多々ありますが、私は以下を書籍を参考にしていますので、詳しく知りたいからは書籍を手に取ってみてください。
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1.4%ルールとは?
まず4%ルールについて解説します。
・4%ルールとは「引退時の資産x4%を取り崩し続けること」
4%ルールとはインデックス投資の出口戦略です。本来は2つありますが、本記事では以下1を前提とします。
- 引退時の資産x4%を定額で取り崩す
- 毎年の資産残高x4%を定率で取り崩す
例えば引退時の資産が3,000万円あった場合
- 3,000万円x4%=120万円
を毎年取り崩していきます。
引退時の資産運用しながら取り崩すので、30年後資産がゼロになる確率は5%以下であることが研究としてわかっています。
2.各パーセントで取り崩した結果
前提としまして
- 米国債券50%、米国株50%のポートフォリオ
- 30年後に残っているかの確率
- 1871‐2020年の期間での確率
となります。
・4%の場合:資産が残っている確率は95‐99%
資産の4%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は95‐99%です。
・5%の場合:資産が残っている確率は95‐99%
資産の5%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は95‐99%です。
・6%の場合:資産が残っている確率は85‐90%
資産の6%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は85‐90%です。
・7%の場合:資産が残っている確率は65‐70%
資産の7%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は65‐70%です。
・8%の場合:資産が残っている確率は40‐45%
資産の8%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は40‐45%です。
3.4%以上の取り崩しでもよいと思っている方へ
8%の取り崩しでも半分弱の確率で資産が残るのであれば、リスク許容で8%で取り崩そう!と思った方はいますでしょうか?
本項では注意点を解説します。
・お金の価値は変わり続ける。インフレ率を考慮すること!
先ほどの確率はインフレ率を考慮していません。
・インフレ率を考慮した場合の結果
毎年のインフレに合わせて調整した確率は以下の通りとなります。
・4%の場合:資産が残っている確率は90‐95%
資産の4%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は90‐95%です。
・5%の場合:資産が残っている確率は65‐70%
資産の5%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は65‐70%です。
・6%の場合:資産が残っている確率は48‐53%
資産の6%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は48‐53%です。
・7%の場合:資産が残っている確率は35‐40%
資産の7%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は35‐40%です。
・8%の場合:資産が残っている確率は20‐25%
資産の5%を定額で取り崩した結果、30年後に資産が残る確率は20‐25%です。
4.まとめ:4%切り崩しが安全。6%での切り崩しがデッドラインか。
・インフレ率を考慮した6%取り崩しは、48‐53%の確率で30年後に資産が残るため、リスキーである。
・これ以上の切り崩しは資産がなくなる可能性大のため危険。
4%ルールや資産形成について詳しく知りたい方は、以下の書籍がおすすめです。
実例も載っていますので、是非読んでみてください!
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様々な理由が重なったうえで「4%ルール」が出来上がったんだね。
ボクは安全に4%切り崩しにするよ。
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